2015.1.1(木)
1月 睦月
異称 元月・征月・正陽月・暮新月・初空月・霞初月
時候 初春・厳冬・酷寒・迎春・新陽・年始
銘 松風・幾春・大福・末広・緑毛・松濤
寿老・福寿・魁・初霞~
菓子 花びら餅・寒紅梅・梅花・笑顔饅頭・ねじ梅・未開紅・丹頂~
正月元旦は若水を汲んで大福茶を頂く事から始まります。
師走31日の夜、埋火にした火種を元旦の未明に掘りおこし、利休御祖堂の炉に移し坐忘斎家元の初炭、次いで台天目の点前で大福茶を頂く。
この時の菓子は小梅と結びこんぶ。
一般家庭でも元旦に頂く煎茶の中に小梅とこんぶを入れて大福茶と称している。
大福(皇服=大服)茶は千年余り昔の頃の事故によるもので、その頃京都では疫病がはやり、多くのひと達が亡くなった。天皇はこれを心配されて空也上人に病魔退散を命じた。
空也上人は茶の中に梅とこんぶを入れ、煎じて人々に振るまい病魔を鎮めた。
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