小春日和 こはるびより
冬の季語としてよく知られている「小春」は陰暦10月の異称です。
陽暦では11月中旬から12月上旬となり、日ごと寒さも深まりつつある時期ですが、暖かく穏やかに晴れ渡る日があります。
それはまるで春を思わせるような気候であることから、『小春日和』と呼んでいます。
同じ意味を持つ季語として「小六月」があります。
立冬を過ぎ、寒さ真っただ中にぽかぽかと陰暦6月の様な暖かい日差しをうけ、しばし和らぎに満ち足りるようです。
似たような言葉は諸外国にもあります。
アメリカでは「インディアンサマー」、ドイツでは「老婦人の夏」、ロシアで「女の夏」と呼ばれています。
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