今日の季語

2015.11.29(日)

顔見世   かおみせ

江戸時代の歌舞伎俳優は、10月に興行主と契約を更新していました。新しい顔ぶれとなる11月興行を「顔見世」といいます。俳優が勢ぞろいし、1年間この顔ぶれで芝居しますと観客に「顔を見せる」重要な年中行事でした。
顔見世の前にはさまざまな儀式があり、演目に歌舞伎十八番のひとつ『暫(しばらく)』(善良な民衆を助けるための主役が花道から「暫く」と声をかけ登場する勧善懲悪もの)を取り入れるなど、狂言の組み方に厳しい約束事がありました。
顔見世初日が楽しみだったようです。明治以降急激に廃れましたが現在でも最も歴史の古い京都・南座の12月興行が有名です。
東京・歌舞伎座では11月興行を指します。

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