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香合はおめでたい「慈姑」くわい

「くわい」(オモダカ科)
原産地・・・中国

“芽が出る” 縁起ものの野菜

 くわいは、れんこんと並んで正月料理に欠かせない野菜の一つ。
小さな球形から先のとがったくちばし状の芽が伸びている姿から、「芽が出る」と、昔から縁起をかつぐものとして、おめでたい席での料理に欠かせない野菜の一つです。
くわいの名前は「鍬(くわ)芋」の略で、地上に出ている葉と茎が農具の鍬に似ていることからきています。
 くわいは、一つの根にたくさんの子がついています。その姿が母親が子供を慈しみつつ哺乳しているように見えるため、それを姑(しゅうとめ)にたとえて「慈姑」という字が当てられました。
世界で野菜として栽培しているのは原産地の中国と日本だけで、日本には奈良時代に中国から伝来したといわれています。京都での栽培は1586年(天正14年)豊臣秀吉が京都を外敵から守るために築いた「御土居」に大量 の土が運ばれた跡が湿地になり、そこでアイ(藍)をつくり、その裏作にくわいを栽培したのが始まりだそうです。

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茶道裏千家 池田宗恵

茶道裏千家 池田宗恵

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