2009.2.21(木)
「春は一枝の中に在り」
二月になると厳しい冬を越して、木々の一枝々々の芽がふくらみ始め、多くの花が春の到来を告げるように咲き始めます。
花を多く付けるのは樹木が次の世代を残すための営みで、前年に水や肥料など十分な環境を与えられていると、成長だけして花芽は多く付かないそうです。
世の中は何事も「時節因縁が熟さないと物事はならない」と言われています。
春に花が咲くためには、その時節に到るまでの、基本的な「因(内的原因)」とそれをなるべく助成する「縁(外的原因)」が必要です。
自分の現在の状況に照らし、ああ、努力が実ったと所縁に感謝し一層の向上を心する。
努力すれば必ず花開くのだと思って一層の精進を誓います。
コメント