菓子は「氷室」 いのくま製
冷蔵庫がない時代、氷は大変な貴重品でした。
冬の間にとっておいた氷を氷室(ひむろ)というところに置いておき、夏に使います。
氷室とは現在の冷蔵庫のような役割をする、貯蔵庫。山の中の涼しい所に、草や茅(かや)で覆っておき、氷を保存するのです。
氷室の節句とは?
御所では陰暦6月1日を「氷室の節句」と呼んで貯蔵しておいた氷を出して、朝廷や、幕府の諸侯にふるまわれました。氷の御調(ひのみつき)という行事です。
しかしこれは身分の高い人だけのもので庶民には手に入りません。
京都の人々は、水無月という外郎を氷にみたてたお菓子で涼をとり邪気を払いました。
来週の稽古では水無月を用意しておきますね♬
楽しみにしておいてください♥
昔からの素晴らしい風習、しきたりを大切に受け継いでそして後世に残していきたいです。
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