五行棚(ごぎょうだな)は、焼杉の木目洗出し、天板と地板は方形で端喰(はしばみ)入り、白竹の三本柱で、竹柱を客柱二節、勝手柱三節、向柱一節に立てた小棚です。
五行棚は、裏千家十一世 玄々斎(げんげんさい)精中宗室(せいちゅうそうしつ)が好んだ棚です。
五行棚は、中置用の風炉を置く棚で、水指は置きません。
五行棚は、陰陽五行説にちなみ、天板、地板(乾、坤)の間に木火土金水を入れることからこの名があります。
五行棚は、木(棚あるいは杓)火(炭火)土(土風炉、灰)金(釜、風炉)水(湯)を表すということから、土風炉をのせる約束となっています。
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