2014.10.1(水)
全国の神々が出雲に集まるということで神無月と言いますが、出雲地方では神在月と言うそうです。
貝原益軒は、鬼神という言葉があり鬼は陰で神は陽、したがって10月は陰の月であるから陽(神)で無い月、いわゆる神無月でもあるといっています。
9月、10月は秋祭りの多い月で、行事としては5日の達磨忌や、17日の伊勢神宮神嘗祭、22日の京都平安神宮時代祭り、鞍馬の火祭り、などがあります。
鎌倉では円覚寺の開山忌で茶の湯のもととなる四つ頭の式が行われます。
茶の湯では名残の月といい、前年の茶壺の茶を名残りおしみながらいただくとともに風炉の終わりの月で10月の末から11月の初めの亥の日に開炉の行事が控えており、風炉の風情を惜しみながら味わう名残でもあります。
異称: 神在月・雷無月・神去月・鏡祭月・正陰月・上冬・方冬・玄冬・小春
時候: 仲秋・秋冷・紅葉・秋晴・秋雨・秋容・清秋・夜長・寒露~
茶杓の銘: 嵐山・雲錦・残菊・小倉山・唐錦・桐一葉・鹿の声・錦秋・柴舟・千声・手向山・龍田姫・
茶菓子の銘: 秋の野・山づと・里の秋・山路の菊・唐錦・万寿菊・鳴子・竜田餅
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