今日の季語
2015.3.16(月)
♪水温む♪ みずぬるむ
冬の水は痛いと感じるほど冷たくて、手が真っ赤になり、やがてぽっぽと火照ってきます。
冬、昔の母親の手には、痛々しいあかぎれがありました。洗い物をする手も、春になって「水温む」のを待ち焦がれていたものでしょうね。
春の日差しに、池や沼の氷が溶けて少し温もった様子も「水温む」です。
寂しかった水中に、いつの間にか水草や藻がゆらめいています。
冬の間、水底に潜んで寒さにじっと耐えていた魚たちも水面近くをゆったりと、泳ぐようになります。
もう少し温かくなれば、さかなや蛙の産卵が始まります。
孵化した稚魚やおたまじゃくしが、陽光を跳ね返してぴちぴちと泳ぐ姿は春がきた〜っと、全身で喜んで見えますね♬
やっと春がやって来ますね〜♬
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