五行棚
玄々斎好で焼杉、杢目洗出しに三本の白竹柱で出来ています。
天板は一尺四寸に一尺二寸(前42.4センチ×横36.4センチ)、即ち半板の大きさ、地板は一尺四寸(42.4センチ)四方、即ち大板の大きさで天地ともに端喰が入っています。
竹柱は一つ節を向う、三つ節陽を手前客付に二つ節陰を手前勝手付に組みます。
天板を乾、即ち、天、地板を坤即ち、地に、台子と同じく象り五行即ち木火土金水を棚中に納める。
森羅万象を象る台子の扱いと同じくするところに棚の名の由来があります。
棚の木、土風炉の土、内の火、釜の金、その内の水であり従って小ぶりの土風炉が約束です。
コメント