

左馬
2014.1.2(木)
『馬』の字を逆さに書いた字を『ひだりうま』と読み幸福を招く縁起の良い文字とされています。
馬は右から乗ると転ぶという習慣をもっており元来、左から乗るものなので
『ひだりうま』は長い人生をつまずく事無く過ごす事ができる。
『うま』の逆は『まう』となり、昔からめでたい席で踊られる『舞い』を思い起こさせる。
普通、馬は人に引かれるものであるが、逆に人が引かれて入って来ると言うことから千客万来、商売繁盛に繋がる。
『馬』の下の部分が巾着の形に似ていて、口が締まって入ったお金が散逸しない事から富のシンボルであります。
午年にちなみまして
2014.1.1(木)
人間万事塞翁が馬
注釈…中国北方の塞近くに住む占いの巧みな老人(塞翁)の馬が胡の地方に逃げ、人々が気の毒がると、老人は『そのうちに福がくる』と言った。
やがて、その馬は胡の駿馬を連れて戻ってきた。人々が祝うと、今度は『不幸の元になるだろう』と言った。
すると胡の馬に乗った老人の息子は、落馬して足の骨を折ってしまった。
人々がそれを見舞うと老人は『これは幸福の基になるだろう』と言った。
一年後、胡軍が攻め込んできて戦争となり若者たちはほとんど戦士した。
しかし足を折った老人の息子は、兵役を免れたため戦士しなくて済んだ。
という故事に基づく。
このように福は禍となり、禍は福となるという変化は深淵で、見極めることは出来ない。この逸話から幸福と不幸とは見定めがたく、複雑に絡み合い予測が出来ない、と言うことを『塞翁が馬』と言うようになった。
同じ意味で『禍福は糾える縄の如し』
意味は不幸と幸福はよりあわせた縄と同じ様に複雑に絡み合い、それを解きほぐす事は難しい。
埋み火
2014.1.1(水)
大晦日、炉に今年の最後の火を灰にうずめておきます。
昨年から受け継いだ火種を使い炭に火を起こし釜で湯を沸かし新たな気持ちでお茶を点てます。
代々続く茶の道のしきたりです。
新しい年も細く長く
2013.12.31(火)
新しい年も、蕎麦のように細く長く暮らす事が出来ますよう、今年の災難や苦労を断ち切って新しい年を迎えられますよう♪